内容証明の二次的効果
- 相手方に心理的プレッシャーを与えることができます
内容証明は特殊な郵送方法で、また「内容証明」という名称が威圧的な印象を与えることから、相手側は内容証明が届いたことだけで気が動転し、慌てて対応するということがあります。
このように内容証明を用いることで、相手方に心理的プレッシャーを与えることができます。
ただし、これは“内容証明郵便の効果”でも述べたように、内容証明は文書の内容が真実であるかどうかを証明するものではない点を誤解しているケースが多いことに注意が必要です。
最近では内容証明の制度が正しく理解されるようになり、心理的プレッシャーを与えることを目的とした効果は薄れつつあるようです。
一方で内容証明郵便によって相手方に意思を伝えることは、あなたの姿勢を明確に示すことであり、活用の仕方によっては、少なからず相手方へプレッシャーを与えることで、相手方が話し合いの場に応じることは十分に考えられます。
行政書士といった専門家が代理で作成する内容証明郵便には、弁護士ほどの威圧感は少ないでしょうが、相手方に程よいプレッシャーを付加することにより、これまで硬直していた問題が訴訟まで至らずに解決する、といった効力を発揮する可能性が高いと考えられます。
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